腎臓内科(慢性腎臓病:CKD)
慢性腎臓病(CKD)の患者数は、全国で成人の8人に1人と推計されており、「新たな国民病」といわれています。腎臓は沈黙の臓器と呼ばれ、病気が進行しないと貧血やむくみ、疲労感などの自覚症状が現れません。症状がでたときにはかなり進行してる場合があります。進行すると腎代替療法が必要になる可能性があるとともに、脳卒中や心筋梗塞等の心血管病を起こす強い危険因子となります。
これらの問題に早期対応するために、当院では健康診断やかかりつけの先生方とCKD予防連携を行っています。早期から生活習慣の改善ができれば、腎臓病の悪化は抑えることが可能です。腎臓病を指摘された場合はご相談下さい。
関連リンク
北九州市CKD予防連携システムの二次医療機関
CKD重症度分類
北九州CKD予防連携システム図
北九州市CKD予防パンフレット
一般内科(腎臓内科/糖尿病内科枠にて)
地域のかかりつけ医として、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症といった生活習慣病の診療を行っております。必要時には他院専門医紹介や情報提供を積極的に行なっています。
バスキュラーアクセス外来
バスキュラーアクセスは血液透析患者様にとって必要な、大切な血管です。そのトラブルは患者様のQOL(生活の質)を損ない、時には生命予後に影響を与えることもあります。
当院ではバスキュラーアクセスに対してエコー検査をおこない、病状と治療の必要性をわかりやすく説明し、つくる手術、なおす手術、カテーテル治療をおこなっております。
当院でのカテーテル治療(シャントPTA)は、効果的な麻酔をおこない、安全で苦痛の少ない治療が出来るよう心がけております。
必要時にはDCB(薬剤コーティングバルーン)使用やステントグラフト挿入も施行致します。手術が必要な際も、当医院あるいは他の医療機関と連携し適切に対応させていただきます。
透析時の痛みの原因は様々なものがありますが、血管に近接した神経が原因となっていることがあります。その際はエコーガイド下にシャント血管と神経の間へ麻酔薬や生理食塩水を注入することで(液性神経剥離術)痛みが消失することがあります。透析中のシャント痛の際にもご相談下さい。
患者様の透析生活が少しでも充実出来ますよう、全力を尽くして参ります。どんなお悩みでもお気軽にご相談ください。
バスキュラーアクセス外来診療予約予診票
オンライン診療
日々ご多忙でなかなか来院出来ない患者様(※内科的加療が安定している方)や、新型コロナウイルス感染症で来院不可能な患者様は、電話やZoomなどでオンライン診察・処方を行い、自宅や職場に薬を配達することや、平日オンライン受診し、土曜や祝日に薬を受け取りに来ることも可能です。オンライン受診を希望の方は、下記案内をご確認ください。
訪問診療・往診
当医院に通院をされていた患者様も年齢を重ねると共にご自宅や有料老人ホーム、グループホームなどの施設で療養される方が増えてきております。そういった方々に医療提供を継続できるよう、訪問診療や往診を開始致しました。
後遺症外来(事前予約制)
新型コロナウイルス後遺症/ワクチン後遺症は、理事長先生が第2金曜日に行っております。治療に関しては別の曜日で対応可ですが、受診の方は事前予約・電話相談をお願い致します。
人工透析【腹膜透析(PD)・血液透析(HD)・血液透析濾過(on-line-HDF)】
残念ながら腎臓病が進行・悪化し腎代替療法が必要となった方は、関連病院と協力し腹膜透析、血液透析の導入や腎移植の準備を行います。透析導入後は引き続き当院での治療継続が可能です。
入院施設とリハビリテーション部も兼ね備えています。人工透析を継続しながら自宅・施設復帰までリハビリ入院も可能です。
月・水・金は23時までの夜間血液透析を行っています。日中の用事を終えてから、ゆっくりと透析を受けることができます。また、帰省・旅行・夜間の臨時透析も随時受け付けています。ご利用の際は事前にお電話にてお問い合わせください。
【血液透析患者様へのお願い】
関連リンク
腎代替療法(日本腎臓学会HP)
腎代替療法選択ガイド2020(日本腎臓学会他)
腹膜透析(全腎協)、血液透析(全腎協)
腎移植(全腎協)
エコー検査(毎月第1•3•5週の木曜日/金曜日)
毎月奇数週の木曜日/金曜日に専門の臨床検査技師によるエコー検査を行なっています。心臓、腹部、頸部、下肢血管等のエコー検査などの検査を行っています。(※事前予約が必要です。)
リハビリテーション
生活習慣病改善を目指した食事制限や日常活動量の低下による筋力低下や運動耐容量の低下がみられ、疲れやすく日常の活動量が低下による生活・人生の質(Quality of Life)の低下が問題視されてます。当院ではリハビリテーションは身体機能評価に基づいて、患者様の身体状態に合わせた個別プログラムを実施しています。
通所リハビリテーション
通所リハビリテーションも開始しました。数週間続けると足腰が強くなり体の動きが良くなることを実感できるため、毎日多くの方がリハビリに来られています。無料体験もできますので、お気軽におたずねください。(通所リハのご案内)
入院リハビリテーション
様々な合併症で、療養中にADLが低下し、かかりつけ医に通院できなくなってしまった人工透析(血液・腹膜)患者様のリハビリテーションや環境調整のための入院・後方支援を行っております。リハビリを行いながら在宅復帰、施設転院相談も可能です。お気軽に電話問い合わせ・ご相談下さい。
栄養指導(対面・オンライン)
慢性腎臓病、高血圧や糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病において適切な食事療法を行うことは大変重要です。しかし、食事療法は多岐にわたり、腎臓病ではステージや原疾患によって指導内容が異なり複雑なため、細やかな指導が重要になります。患者様の状態に合わせた栄養指導を提供・継続するため、栄養指導を設けました。(※事前予約が必要です。)
田川市立病院開放型病床
当クリニックの常勤医師は田川市立病院の登録医になっており、田川市立病院の開放病床(5床)を利用できます。当クリニックで施行できない内視鏡やCTなどの検査、バスキュラーアクセス関連手術・腹膜透析カテーテル挿入術などを連携して行うことが可能です。田川市立病院入院中も当クリニック医師が継続して加療介入できるため、継続性のある一貫した医療を提供することができます。(写真は当医院藤田医師の出向手術時)
【当クリニックから田川市立病院へのアクセス】
食事/運動/内服療法と腎代替療法について
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